髪の毛の色

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髪の毛の色

人間の髪の毛の色としては、黒髪・金髪・銀髪・栗色・赤毛など様々な種類があります。髪の色を決定しているのは、主に毛皮質に含まれているメラニン色素です。

メラニン色素には、「ユーメラニン」と「フェオメラニン」の2種類が存在します。ユーメラニンは濃い褐色、フェオメラニンは黄色から赤に近い色をしており、この2種類のメラニン色素の量の差が、様々な髪の色を生み出しています。

例えば、日本人のような黒髪には多くのユーメラニンとわずかなのフェオメラニンが含まれていますが、金髪の場合はフェオメラニンが大部分を占めており、ユーメラニンはほんのわずかしか含まれていません。

これら2種類のメラニン色素を生成しているのが、メラノサイト(色素生成細胞)と呼ばれる細胞です。メラノサイトは毛根部の最も下部に存在し、髪の毛を生成する毛母細胞と共存する形で存在しています。このメラノサイトの内部に存在するメラノソームが徐々に成長してメラニン色素を作り出し、毛母細胞に対して送り込みます。

なお、毛母細胞が毛乳頭から受け取る複数のアミノ酸を原料として細胞分裂を繰り返すことで、次々に髪の毛が造られています。この髪を造る過程において、新しく造られる髪の中にメラノサイトから送られるメラニン色素が定着し、髪に色が付着します。このメラノサイトがメラニン色素を生成する上で欠かせないのが、チロシナーゼと呼ばれる酵素です。

個人差はありますが、チロシナーゼは40才を過ぎると体内から自然に減少していきます。チロシナーゼが減少することにより、メラノサイトが生成するメラニン色素の量も減少することとなります。

これが、メラニン色素を含まない髪、つまり白髪が生えて来る原因となります。日本人の場合、白髪になり始めの頃の髪の色が完全な白ではなく、淡い褐色を帯びていることが多い理由は、老化とともにユーメラニンの生産が止まったとしても、フェオメラニンの生産が続いている場合があるからです。

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